4月13日の小学校5-6年生クラスは、先週に続いて「ペンタ星人の算数」の授業をしました。
前回の第1回ではペンタ星の足し算をやったので、今日はかけ算です。
かけ算の演算表も足し算と同じ要領で作ることができました。
なにしろ、ペンタ星には、5種類の数字「0, 1, 2, 3, 4」しかないので簡単です。
それから、先生が
「演算表を見て、どんなことでも気が付いたことを言ってください」
と言うと、今回もいろいろな意見がでました。
「ぜんぶ0ばかり並んでいる列が縦、横に1つずつある」
「0, 1, 2, 3, 4と規則的に並んでいるところがある」
「0, 4, 3, 2, 1と数字が逆に並んでいるところがある」
「なるほどねぇ、みんないろいろなところに気がつくね」
と先生が感心していると、いつも表を斜めに見て規則を見つけてくれる R さんが
「斜めに見ると、同じ数字が2回ずつ並んでいるよ」
と言いました。
「そうだねぇ。右斜めの線にも、左斜めの線にも面白いパターンで数字が並んでいるね」
「では、いまみんなが気づいてくれたことを数学の法則の形でまとめておきましょう」
こうして、いろいろな計算法則がつぎつぎと見つかっていきます。
今日の授業では、結合法則や逆元、中立元など新しいことばがたくさん出てきましたが、どれもみんなが表を見て発見したことを数学的なことばで言い換えただけなので、すぐに理解できました。
最後は方程式です。ペンタ星の方程式はたとえば
2 × x + 3 = 4
のようなの式で、この式を満たす数 x を求めるのです。
x に順番に数字をあてはめていけば必ず解けますが、
逆元や中立元の性質を使うともっと簡単に求めることができました。
ペンタ星のかけ算は足し算よりは難しかったけど、面白かったですね。