小学1-2年生クラス

4月8日の小学校1-2年生クラスでは、先週に続いて「折り紙で分数を理解する」授業をしました。
前回はふつうの真四角の折り紙の3等分をしましたが、今回は丸い折り紙をどうすれば3等分できるのかを考えました。

授業の始めに、丸い折り紙を配るとすぐに誰かが「ああ、これはピザを分ける問題だ」と言いました。

始めに、2等分をすることにしました。
「2等分じゃ、口に入りきらないよ」
「そうだね。口を大きく開けないと、ピザがこぼれちゃうね」
「それに、ピザは折り紙みたいに折れないよ!」

2等分と4等分はすぐにできました。4等分は2等分した折り紙をもう一度折ればいいのです。

「さあ、次は何をしようかな?」
「3等分!」
やはり、3等分が気になるようです。でも、見当がつかないので、手は止まったままです。

「では、4等分をもう一度、今度は別の方法でやってみようか」
「別の方法?」
そこで、ある子は物差しを取り出しました。丸い折り紙の端から端までを測ると25cmでした。
「25を4等分すればいいんだ!」
まず、物差しの目盛りを見て、4等分の方法を考えました。
「4cm、8㎝、12cm。。あれ、25cmまでには足りないぞ」
「5cmでやってみよう。。」
「6cmでやると24㎝になる。六四二十四だから」
「7cmでやると28cmになる」
「3の段の九九に25があればいいんじゃない?」
わいわい、がやがや。

しばらくして、「25㎝を4等分することはできない。ミリメートルが出てくる」ということになったので、では、物差しを使うのをやめて、折り紙を折って4等分することにしました。さっきとは違う折り方で4等分しました。

これで、本当に4等分ができているかどうか、折り紙を切って比べてみよう。
実際に折り紙を切って比べてみると、4等分できていないことがわかりました。

いろいろやっていくうちに、失敗した4等分の折り線をうまく利用することで、全員がきれいに3等分できました。
最後は3等分した丸い折り紙を実際に切って比べて確かめました。
真四角の折り紙だけでなく、丸い折り紙をも3等分できるんだね。

今日はとてもうまくできたので、3等分した折り紙を画用紙に張り付けて、すきな形を作りました。
「ほら、こうすると人の顔になるよ」
いろいろな形を作って、いちばん気に入った形を糊で張り、クレヨンで色も塗りました。