3月24日に小学校1~2年生クラスの無料体験レッスンを行いました。テーマは「カードマジックの不思議」です。これは、カード当てマジックです。
初めに先生カードマジックをします。カードの山から1枚引いてもらい、そのカードを裏にして山の上に載せます。次に、手を後ろに回して「いまから、魔法のシャッフルをします」と言います。魔法のシャッフルが終わるとカードをある順に捨てていき、最後に残ったカードが最初に引いたカードだというわけです。
このマジックをやってみたいひといますか?というと全員の手が上がりました。そこで順番にやってみることに。
でも、それには「魔法のシャッフル」のやり方が分からなければできません。そこで、先生がもう一回、今度は魔法のシャッフルのみんなの目の前でやりながら手品をしました。
やり方が分かったので、あとはシャッフルを間違えないようにやればできるわけです。1年生はまだ手が小さいので、カードの操作に手間取る場面もありましたが、何とか全員ができました。
でも、これだけでは手品講習会。まだ、数学にはなっていませんね。
やり方を教わってそのとおりにやればだれでもマジックができてしまいます。でも、誰かが「その手品、カードの枚数を変えてもう一度やってみて!」と言ったとしたら、どうでしょう?
自分の頭で考えるがくにたち数学クラブのモットーです。カードの枚数を変えて実験!しばらくすると、みんなの実験結果を合わせて大きな表ができました。この表をよく見ていると、数と数との間に足し算、かけ算の関係が見えてきます。
「あ、わかった!1枚のときは〇〇だ!」
「カードをいちばん上に置けばいいのは、枚数が1枚、2枚、4枚、。。。のときだ」
「つまり。。。」
こうして、カードが何枚あるかがわかれば、シャッフルのやり方が立ちどころにわかる計算法にたどり着くことができました。
面白かった。帰ったら、家の人にやってみる!
そんな声を残してこの日の体験授業は終わりました。